駅だけに不動産も駐輪場

30分ちかく走ったろうか。
暗闇の果てに、ようやく駅とおぼしき場所にたどり着いた。
正面にまわりこむと、月光寺駅、という看板が目に入った。
無人駅なのか、単に終電後だから無人なのかは不明だが、
とにかく誰もいない。ここなら警備員につまみ出される事もないだろう(笑)
駅だけに不動産も駐輪場もあったので、エンジンを止めてこっそりと中に入れた。

プラットホームに立ってみる。
風が寒々しく抜けて行くのがよくわかるほどがらんとしていた。
時刻は午前2時45分。富士山のふもとなら、寒くて当たり前か。
少し歩いてみると、照明が届かない東寄りのあたりに
待合い所を見つけた。引き戸式でガラス張り。
きちんとドアを閉めれば、風は遮断できるようだ。
「ここだ!」
中に入ると、昔の電車の腰掛けのような長いベンチが並べられていた。
板張りではなくクッションと布だ。体温が逃げない(笑)
スクーターに戻ってキャリアからコートを出してきて、
毛布のようにくるまって横になった。

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